遺言者は、その生存中はいつでも、遺言の全部又は一部を撤回することができます(民法1022条)。 撤回の原因は問わず、何らの理由もなく自由に遺言を撤回することができます。 ただし、遺言の撤回は、遺言の方式に従って行うことと […]
遺言公正証書が作成されているか否かがわからない場合に、調べる方法はありますか。
相続人が被相続人の遺言公正証書が作成されているかどうか分からない場合には、公証人連合会のオンラインによる検索システムで、遺言公正証書の有無を検索することができます。 また、遺言公正証書の原本は公証役場で保管されていますの […]
公正証書遺言では、証人2人以上の立会いが必要とされています(民法969条①)。 しかし、遺言の内容に利害関係を有していたり、証人としての役割を果たすことに困難がある者は、遺言の証人になるべきではありません。 そのため、民 […]
公正証書遺言とは、遺言者が遺言の内容を公証人に伝え、公証人がこれを筆記して公正証書による遺言書を作成する方式の遺言を言います(民法969条)。 公正証書遺言には次のようなメリットがあります。① 公正証書遺言は、公証人が関 […]
自筆証書遺言とは、遺言書の全文、日付及び氏名を自分で書き、押印して作成する方式の遺言を言います(民法968条)。 自筆証書遺言には次のようなメリットがあります。① 作成に費用がかからない。② 自分で簡単に遺言書を作成でき […]
遺言書の保管者または遺言書を発見した相続人は、遺言者の死亡を知った後、遅滞なく遺言書を家庭裁判所に提出して、その「検認」を請求しなければなりません(民法1004条①)。 また、封印のある遺言書は、家庭裁判所で相続人等の立 […]
遺言書の種類について教えて下さい(特別方式の遺言について)。
民法は、普通方式の遺言について3種類、特別方式の遺言について4種類を定めています。 この中で、特別方式の遺言とは、(1)死亡危急者遺言、(2)伝染病隔離者遺言、(3)在船者遺言、(4)船舶遭難者遺言を言います。 (1) […]
遺言書の種類について教えて下さい(普通方式の遺言について)。
民法は、普通方式の遺言について3種類、特別方式の遺言について4種類を定めています。 この中で、普通方式の遺言とは、①自筆証書遺言、②公正証書遺言、③秘密証書遺言を言います。 ① 自筆証書遺言自筆証書遺言とは、遺言書の全文 […]
遺贈とは、被相続人が遺言によって無償で自己の財産を他人に与える処分行為を言います(民法964条)。 遺贈者は被相続人であり、遺贈によって財産を与えられた者を受遺者と言います。 受遺者は、相続人以外の第三者であってもいいで […]
遺言をするには、遺言時点で「遺言能力」を備えていることが必要です。遺言能力としては、遺言の内容を理解し、遺言の結果を弁識し得るに足りる意思能力があればよく、民法はその基準を15歳としています(民法961条)。 よって、1 […]